ほうれい線というシワはとても深くできています。例えば、笑った時に出来る目尻のシワのようにパッと出て、直ぐに下に引っ張られて戻る仕組みではありません。
笑ったり話したり食べたりと、様々な時にシワが寄っては常に頬の重みを支えている箇所なので決して簡単に薄くなるものではないのです。
シワの原因は
真皮はコラーゲン、エラスティン、ヒアルロン酸でてきていて構造としては綺麗な網目状に張りめぐらされたコラーゲンをエラスティンが絡んで支え、その周りがヒアルロン酸です。
この組織自体に折り目が付き、さらに表皮の一番上の角質層にもシワ寄せがきていて、それが目に見える状態で初めて「シワ」と認識します。
ほうれい線は真皮のシワだけではなく、そこにのしかかる頬も原因となっています。
頬そのものの真皮の奥の脂肪、脂肪の奥の弛んだ筋肉も原因なので薄くしたいとか、目だたなくしたいとなると行き届いたケアが必要ですが、簡単なものでも効果は現れます。
まず手軽に出来る皮膚表面のケアですが、角質層という肌の一番上にある組織の水分量を増やすだけでもだいぶ違います。
ほうれい線だけではなく、シワはよく見ると「シワ寄せ」という言葉がピッタリなほど小さなシワに囲まれています。その中心の太いシワが主体なのですが、
角質層に水分を与え、膨らみを出すとシワは伸びて目立たなくなります。
この小さなシワは主体の太いほうれい線を引き立てる脇役ですが、それが緩和されただけでも随分と違いが出てくるのです。
その皮膚表面と同時にシワの素となる真皮部分。折り目を伸ばすようマッサージします。こうしたことで筋肉にも刺激が行き、ハリを出し易くします。
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ほうれい線が出来るメカニズム
ほうれい線はもともと大きなしわが寄りやすい部分にあります。そのためほうれい線はシワの中でも特に陥凹シワと言われる深いタイプで、表情に影響されますが表情シワではありません。
皮膚細胞の奥にある真皮層ではコラーゲンによってできている網目を土台に、エラスチンやヒアルロン酸などの美容成分が絡み肌のハリを支えています。
しかし加齢によってコラーゲンやエラスチンの体内生成が低下することで、肌のハリが支えきれず、表情によってシワができやすい部分に深いシワができてしまいまい、それがいわゆるほうれい線と言われる縦ジワなのです。
コラーゲンなどの美肌成分が減少することで、保湿力も低下し乾燥肌傾向に傾くようになります。乾燥肌はシワをつくり、だんだんそのシワを深くしてしまうのです。
そのためほうれい線予防としても保湿ケアはとても重要になります。
また多数存在している表情筋も、さまざまな方向に皮膚をしっかり引っ張ってくれていますが、加齢によって緩んでしまいます。
そのためほうれい線などシワの寄りやすい部分をしっかり支えることができなくなり、深いシワとなってしまうのです。
また睡眠不足やストレス、生活習慣の乱れなどによって血液の流れが悪くなると、顔中に巡っているリンパ管には老廃物が詰まりやすく、むくみの原因にもなります。
頬がむくむことでその重さを支える肌の弾力も表情筋のパワーも低下していると、頬は弛みその影によってほうれい線はますます目立つようになってしまうのです。
そんなほうれい線の改善に今注目されているのが幹細胞培養液です。特にむくみやたるみの改善に高い効果があると言われています。ほうれい線はむくみやたるみが改善されるだけでも激変することも。
他にも卵殻膜も同じく注目されている成分で、真皮層のコラーゲンやエラスチンを生成するときに必要となる線維細胞にアプローチし、コラーゲンなどの生成をグーンと増やすことができるのです。
そのため肌の奥から支えるパワーがアップし、シワを消していくのです。
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ほうれい線タイプをチェック
ほうれい線には4つのタイプがあるのをご存じでしょうか。まずタルミ型のタイプがありますが、これは表情がないときはあまり線は目立ちません。
しかし細い線がずっとついています。そして頬のボリュームは低下してたるみが感じられますが、上を向いて寝たときに上から鏡で見ると、ほうれい線が目立たなくなります。
このタイプの場合は、お肌ケアによってだいぶ目立たなくできると言われています。保湿と弾力をケアするようにコラーゲンなどをプラスしていくといいでしょう。
カルシウムやミネラル、タンパク質をしっかり摂取しましょう。レーザーで肌をしっかり刺激するとより改善効果が期待できそうです。
次に骨くぼみタイプですが、小鼻の周りにしっかりくぼみが目立ちます。
アジアの骨格に多いと言われているタイプですが上を向いて寝てみても、特にほうれい線の状態が変わらないのが特徴です。これは加齢によるものより骨格によるものです。
改善にはスキンケアでもあまり効果が出にくいので、ヒアルロン酸などを注射する方法が一般的な改善方法となります。
次に筋肉タイプのほうれい線というものがあります。ほうれい線のそばの筋肉の力が強いため、筋のようにほうれい線が見えてしまいます。
これは筋肉タイプと言われており、特に笑ったときに歯ぐきが*見えるタイプの人に多いといわれています。
無表情でも筋がしっかり付いているタイプで、笑うと深い溝になります。このタイプはほうれい線を取ろうと顔の筋肉などを鍛えるとより強く出てしまうこともあります。
筋肉を鍛えるのはあまりお勧めできません。ボツリヌストキシンなどの注射療法が最適のほうれい線のタイプと言えそうです。
またこれらの混合型というものがあります。特にタルミ型は加齢になると起こる症状ですので、他のほうれい線を持っている人はタルミ型との混合も起こってきます。
その場合はよりほうれい線が深くなる可能性があるので、進行を止めるためにもヒアルロン酸注射やボツリヌストキシン療法がおすすめです。
若い人のほうれい線
20代の人でもほうれい線が目立つ人がいますが、そういった人は頬骨が高く、どちらかと言えば明るい雰囲気の人が多いですね。若年者のほうれい線は、
なのです。人気運という良い相で、芸能人に多いのが納得です。そんな愛され運の代名詞のようなほうれい線も、30代ともなると一言でシワと言って片付けられてしまいます。
確かに30代のほうれい線と20代のほうれい線では印象は大きく違います。これはもう仕方ないので、老けた印象を与えるようでは本人の思うようにケアした方が良いでしょう。
ですが、ここで落とし穴となるのが「ほうれい線が大きく印象を左右しているか」ではなく「ほうれい線が目立つ顔の創りに変貌した」というところです。
このほうれい線が頂けない!というのであれば、先ずはほうれい線が無くなった顔を鏡の前で思い浮かべて下さい。
ほうれい線は顔の中で一、二を争う目立ち方だとは思いますが、若い頃からほうれい線が目立つ顔だったとすればなおさら。大きく印象を変えたのは
顔全体のトーンダウン、眉間のシワ、おでこのシワ、目尻のシワやシミ、頬の位置。一番の大敵は、意外と小さなものかもしれません。
ほうれい線は若い頃はえくぼの様なものでも、加齢によって筋肉の弛みによって、その上の脂肪、皮膚も垂れ下がった状態です。
そうなると、頬の上の目尻、まぶた、おでこ、頭皮と、数えたらキリがないほど老け顔要因は隠れています。
年を重ねる毎に痩せにくくなる原因も筋力の衰えであると同時に、顔のほうれい線も同じだし、さらにほうれい線は皮膚状態も大きく関係しているから厄介です。
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人相学から見るほうれい線
美容的に考えるとほうれい線はとにかくいらない物ですが、実は人相学から見ると、ほうれい線のタイプによっていろいろ占えるのです。
例えばほうれい線が長いタイプの人は健康な人が多く、幸せな人生を送るとのこと。長生きで幸せということで理想的な感じがしますね。
健康な体には健康な心が宿ると言われますが、確かに体の苦しみは心まで曲げてしまうこともあるのかもしれません。
ほうれい線が長いタイプの人は平穏な毎日を送ることができるタイプなので、心も優しく安定していると言えるようです。
逆にほうれい線が短いタイプは何事にも業績が上がらず、健康面でもあまり良いとは言えないとのこと。
そして成功を収めた人は、今まで短いほうれい線の人でも長くなるとも言われています。つまり努力によって運命は変えられるということのようです。
しかし女性にとってはあまりほうれい線が長いというのは悩むところです。しかし人相学は統計学なので、その傾向があるということなのでしょう。
次にほうれい線の中の部分が幅広い人は人相学上では理想が高い人が多いとのこと。人のトップに立つことが向いている人だとも言われ、強い運を持っているそうです。
恋愛でも理想が高いので逆になかなか結婚ができないタイプとも言われています。やはりこのタイプの人は妥協ということも知る必要があるのかも知れません。
逆にほうれい線の間の部分が狭い人は、お金持ちの運を持っていると言われています。
人間関係はちょっと苦手なタイプですが、お金には運がありお金で困ることはほとんど無いと言われています。
また自分の欲しいと思ったものは必ず手に入れるタイプなので、恋愛でも好きだと思った人にはしつこいほどのアタックをするのではないでしょうか。
もしかするとプレゼント攻撃をして、相手の気持ちを掴むかも知れませんね。
ほうれい線は最近とても悪者のように扱われますが、今のようにほうれい線を消すことができない時代には、ほうれい線そのものがその人の顔だったのです。
最近は最終的には整形手術でほうれい線でも消すことのできる時代なので、ほうれい線はあってはいけないものになってしまったようです。
ほうれい線と骨格の関係
ほうれい線の予防・改善のために、ほうれい線の原因を考えることも大切です。意外と知られていないのが、ほうれい線と骨格の関係なのです。
「骨格と筋肉」、「骨格と肌のハリ」、「骨格と筋肉と肌のハリ」というふうにいろいろな連携があり、単独の原因ということはありません。
特にスキンケアもせず、体は年相応にたるんでいるお年寄りでも、ほうれい線があまり目立たない人もいます。
このような人は骨格的なところで、ほうれい線が出にくくなっているということなのです。
ではどのような骨格の人が、ほうれい線がでやすいと考えられるのでしょう。
前歯の歯茎が出ている人で、口元が全体に出ている出っ歯タイプ。痩せていて肌にハリがなくアゴの小さいタイプ。
丸顔は筋肉量が少ない人が多いため、丸顔タイプ。頬骨が高いタイプ。目鼻たちがはっきりタイプは皮膚が動きやすいため大きなシワができやすくなります。
もし骨格的にほうれい線が出やすいタイプであれば、頬の筋肉をしっかり鍛えるケアをすることで予防することができます。
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